1938年 大英帝国 航空母艦 アーク・ロイヤル
アップデート2.00.019にて実装されたイギリスツリーの中型空母。
メルセルケビール海戦や戦艦ビスマルク追撃作戦での活躍が有名。
現在、排水量がドイツ空母グラーフ・ツェッペリンのデータの流用となってしまっている。修正を待ちたい。
基本性能
※括弧がある欄は【改修後の数値(初期値)】
年代 | 1938 | 国家 | 大英帝国 | ||||
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艦種 | 空母 | 対潜 | × | ||||
耐久値 | 26320(23500) | 戦闘成績(BR) | 430 | ||||
無装甲排水量(t) | 16907 | 無装甲速力(kt/h) | 38.1(34.6) | ||||
基準排水量(t) | 27550 | 最大速力(kt/h) | 33.4(30.4) | ||||
最大排水量(t) | 33500 | 最大舵角 | 44.0(40.0) | ||||
可視距離(km) | 13.4(12.5) | 格納庫容量 | 6000 | ||||
最大搭載機数 | 75 | 編隊数 | 7 | ||||
アンロック費 | 1720000S | 購入費用 | 17200S | ||||
3300G |
装甲防御
※単位はインチ(in)表示
※史実/技術ツリースペック準拠の場合。購入時は無装甲状態
防御区画 | 前部 | 中部 | 後部 | 装甲重量(t/0.1in) | ||
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甲板部 | 1.0 | 2.0 | 0.8 | 100 | ||
舷側部 | 2.5 | 4.5 | 1.5 | 80 |
搭載武装
主砲 | 名称 | 火力 | 射程 距離 (km) | 装填 速度(s) | 旋回 速度(°/s) | 重量(t) | 貫通力 | 基本弾数(HE/AP) | ||
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11.4cm(4.5inch) 連装両用砲 | 450 | 16.0 | 6 | 20 | 90 | 30 | 100(AA)/100 |
艦載機
機種 | 名称 | 耐久 | 攻/防 | 航続時間 (sec.) | 巡航速度 (km/h) | 海面視界 (km) | 空中視界 (km) | 機体重量 (t) | 格納庫容量 | 追加装備 | 火力 | 装備重量 (kg) | ||
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艦戦 | フルマー Mk.Ⅱ | 650 | 200/480 | 1255 | 437 | 13.5 | 13.8 | 3 | 80 | 507lb HE爆弾 | 1630 | 230 | ||
マートレット Mk.Ⅱ | 645 | 200/350 | 662 | 531 | 12.9 | 12.9 | 3 | 80 | - | - | - | |||
マートレット Mk.Ⅳ | 680 | 300/400 | 624 | 515 | 5.0 | 3.0 | 3 | 80 | - | - | - | |||
艦爆 | スクアMk.Ⅱ | 580 | 100/400 | 700 | 362 | 6.2 | 6.2 | 2 | 80 | 507lb AP爆弾 | 2120 | 230 | ||
507lb HE爆弾 | 1630 | 230 | ||||||||||||
艦攻 | ソードフィッシュ Mk.Ⅰ | 380 | 25/200 | 720 | 237 | 8.3 | 8.5 | 2 | 60 | 18in Mkⅷ 航空魚雷 | 1650 | 784 | ||
18in Mkⅺ 航空魚雷 | 2000 | 784 |
部品改修
改修段階 | 火力 | 索敵 | 速度 | 装甲 | ||
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Ⅰ | 射撃管制装置(主砲射程距離+13%) | 電波探信儀(理想発見距離+7%) | 制動機(後進加速度+15%) | 水密隔壁(浸水発生率-15%) | ||
Ⅱ | 新式炸裂榴弾(榴弾ダメージ+12%) | 精密探信儀(強制発見距離+6%) | 新型艦首(旋回抵抗-9%) | 耐火コーティング(火災発生率-20%) | ||
Ⅲ | × | 特殊塗装(隠蔽性+7%) | 変速機(加速性能+10%) | 傾斜装甲(装甲HP+12%) | ||
Ⅳ | × | × | 舵輪(最大舵角+10%) | 船体強化(HP+12%) | ||
Ⅴ | × | × | ボイラー(巡航速度+10%) | ダメージコントロールシステム(スキル『応急修理』アンロック) |
立ち回り
欧州空母らしく癖が強く、現環境では艦載機数も少ない部類に入るため運用には熟練を要する。
現状最も安定しているのが制空戦闘重視型であるが、全体的に艦載機の速度が遅いという大問題を抱えている。
このため敵空母近くまで押し掛けての先制制空には向かず、また同じ理由で、制空後に敵艦を攻撃しようとしても途上で時間切れに陥りがち。
さらに一部の高速攻撃機相手では戦闘機が敵攻撃隊に追いつけないという事態も発生する。特に日本の彗星や流星、アメリカの戦闘雷撃機F6F-5N相手は非常に分が悪い。
航空兵装
戦闘爆撃機および偵察機として使えるフルマーと二種類のマートレット(F4F)を搭載可能。旋回性能等は総合的に見て高い部類だが、高速機がない為、一撃離脱戦法と相性の良い艦載機を持つペーター・シュトラッサーやヨークタウン?、ミッドウェイとは極めて相性が悪い。
攻撃機に関しては、艦爆がスクア、艦攻が(ストリングバッグでお馴染みの)複葉機ソードフィッシュの一択。
どちらも区分内では屈指の旋回能力を持つが、ソードフィッシュは速度と攻防能力、スクアも速度と火力に難を抱えている。速度が遅いと敵戦闘機のみならず対空砲火にも捕まりやすいため、他空母に比べ対艦性能はあまり宜しくない。奇襲を心がけよう。
スクアはアメリカのSBD同様、いざとなれば戦闘機(の真似事)も出来る艦爆だが過信は禁物。防空戦闘に起用する際は補助的な運用に留めよう。
また、日本の艦爆同様にAP爆弾とHE爆弾を選択して装備できることは覚えておこう。AP弾で爆撃した場合は戦艦に対しても有効打を与えられる。
主砲
それなりの性能をもつ4.5インチ連装両用砲を装備しているが、対艦火力は必要最小限しかない為、強気の行動はNG。
対空
主砲が手動対空に対応している。自動迎撃の機銃もあるが、いずれにせよ敵攻撃隊を食い止められるような代物ではない。
空母である以上、基本的に防空は戦闘機に任せるべきだが、射程内に近寄ってきた観測機程度ならうまく撃ち込んでやれば主砲の対空射撃ででも排除できるだろう。
装甲
中型空母だけあって装甲もそれなり。厚くは張れないので被弾は最小限に抑えたい。
機動性
速力に関しては平均を確保している。回頭性も優れており、イギリス専用船員のクインを搭乗させる等で工夫すれば満載状態で35ノット近く出せることも。
総評
空母本体の性能は全体的に中の上位でまとまっている。
問題は艦載機の性能で、速度500km/hクラスには互角に戦えるものの高速機とは致命的に相性が悪い。
艦載機の高速化が著しい現環境では、一撃離脱戦法を徹底され何も出来ず全滅することもしばしば。
敵の作戦に乗せられずに立ち回ることだけでなく、現状勝敗に関しては運にもかなり左右される空母である。
残念ながら初心者向きの空母とは言い難い。
歴史背景
本艦はハーミスに続き、イギリス海軍で最初から空母として建造された2隻目である。ネイヴァル・ホリデーの期間中にイギリスに残された空母建造枠のトン数を若干超過して建造されたため、同型艦はない。空母の先駆者である同海軍が、それまでに蓄積したノウハウをすべて投入して設計された本艦は、まさに戦前のイギリス空母の集大成というだけでなく、世界屈指の優秀な空母として就役した。ドック入渠時の都合などを考えて、全長を短縮する代わりに艦幅を拡大したため、L/B比(水線長/水線幅比)が7.61という幅広のずんぐりとした船体を持つ。一方で飛行甲板は、エンクローズド・バウの採用と艦尾水線上での後方への延長という手法により、十分な全長を確保した。また、2段式格納庫の採用で70~60機程度の艦上機が搭載できた。しかし、アメリカ空母が艦上機の飛行甲板上への露天繋止によって搭載機数を増やしたのに対し、イギリス空母の場合は全機を格納庫に収納したうえでの数字となる。このように、本艦は第二次大戦前のイギリス空母の完成形であり、「その先の設計」の原点ともなるエポックな艦だった。しかし第二次大戦前期の1941年11月14日、ジブラルタル沖でU-81の雷撃を受けて転覆沈没した。
【艦歴】
●アークロイヤル
1938年11月竣工
1941年11月14日 戦没
※同型艦はなし